院長 村 本 幸 榮
芙蓉会病院として現在地に新築移転をして既に8年が経過しようとしております。この間患者動向に大きな変化が見られました。一つは外来初診患者を見ると認知症を中心とする器質性疾患患者数が統合失調症らの機能性精神疾患患者数を凌駕するような傾向が見られ、入院患者においても器質性疾患患者、特に認知症患者が占める割合が年々高くなってきています。このような状況は今後更に顕著になってゆくことが推測されます。幸い当院では新築に際し老人性認知症疾患治療病棟など器質性疾患患者への対応が可能な耐性を構築しておりましたので地域の皆様のご要望に応えることができております。次に見られる変化として所謂思春期や児童期の患者の増加であります。これらの患者さんの多くは複雑な背景を有している方が多く、手厚い治療が望まれる事は当然のことであります。当院では思春期デイ・ケアを開設するなどそのことに努めてきました。
以上患者動向に見られた変化を上げ、当院が取っている対応について書いてみましたが、今後も精神医療では色々な面で変化が生じることは否定できません。しかし当院では「だれからも愛される病院を目指す」という理念の下、どのような変化が起こっても我々職員が一致協力して地域の皆様にこれまで同様良質の医療を提供する事をお約束します。
皆様の暖かいご支援をお願いいたします。

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