
院長 福 士 智 久
長年、主として循環器領域の救急あるいは重症疾患(急性心筋梗塞や心不全、不整脈等)の治療に関わって参りましたが、常に気がかりなことがありました。それは、急性期治療を終えた後の患者さんの経過です。
高次救急病院では、急性期の治療が終了し状態が安定した段階で、継続入院治療あるいは外来治療を一般病院または開業医院に引き継ぎます。患者さんにとって紹介先の医師が"かかりつけ医"となることが多いと思います。生命の危機を脱した患者さんにとって"かかりつけ医"こそが、その後の人生を決定する大きな存在です。例えば心筋梗塞患者の二次予防(再発予防)にコレステロール値の管理は非常に重要であり明確な目標値が設定されていますが、残念なことに目標値が達成されていない患者さんが少なくありません。稀ですが治療が中止されてしまっている患者さんも見受けられます。
我々が第一に目指すのは"当たり前のことをきちんと行う医療"です。その上で、患者さん個々の背景を考慮したオプションを加味し、さらに当院でしか受療できない医療を提供することができれば、患者さんの健康維持を通じて地域医療の重要な一翼を担えるものと信じています。
当たり前の医療をコツコツ継続することにより、患者さんに"善きかかりつけ医"として認知して頂けるよう、また患者さんの健康とともに生活の質を少しでも向上できるようにスタッフ一同鋭意努力して参ります。
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