理事長専任移行のご挨拶

令和7年9月30日付で院長職を退任し、豊富な臨床経験と地域医療への深い見識を持つ桐生医師に引き継ぎました。私自身は理事長として法人全体の経営に専心してまいります。在任中、地域医療機関および関係者の皆さまから賜りました温かいご支援に、心より感謝申し上げます。

私たち医療法人芙蓉会は、明治13年（1880年）に高祖父が津軽半島で診療所「三良堂」を開設して以来、145年にわたり「人々の命を守り、地域の役に立ちたい」という想いを受け継いでまいりました。昭和39年の法人設立から60年あまり、地域の皆さまのご理解とご協力に深く感謝しております。
近年、パンデミック、診療報酬改定、急激な物価上昇など、医療・福祉業界は非常に厳しい局面を迎えています。しかし、このような時こそ、先人たちが築いた「利他のこころ」という精神で困難を乗り越える時と考えております。

今後は理事長職として、事業基盤の強靭化に全力を注ぎ、新たな取り組みを通じて地域医療の質的向上を図るとともに、職員が誇りを持って働ける環境づくりにも、より一層力を入れてまいります。
「いつも素直に　感謝のこころで　一人ひとりに寄り添います」という法人理念のもと、地域の皆さまが必要とする医療、介護、福祉を安定的にご提供することが私たちの使命です。地域とともに歩み続ける医療法人として、さらなる発展を目指してまいります。
今後とも変わらぬご指導とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年10月1日