医療法人 芙蓉会

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理事長あいさつ

理事長あいさつ

理事長 村上 拓也

理事長 村上 拓也

昨年、当法人は設立の年から数え60年の節目の年を迎えました。これはひとえに地域の皆さま、各関係機関の皆さまのご理解とご協力をいただいたこと、そして法人全職員の働きのおかげです。すべての方々に感謝申し上げます。

昨年度は「変化へのチャレンジ」をテーマとし、積極的に法人運営の改革に取り組みました。次のステップとして本年度は「質の向上」をテーマに掲げます。法人施設全体の質を向上させ、地域の皆さまが必要とする医療、介護、福祉をご提供することが、わたしたちの果たすべき使命と考えています。

ところで、今年2025年4月、当法人芙蓉会病院の院名を変更いたしました。こころの病院であるということをもっと多くの方に知っていただき、そのうえでこれまでの精神科に対するイメージを払拭し敷居を下げ、こころに関するお悩みをお持ちの方がもっと楽なお気持ちでご利用いただける施設になることを目指し「こころのケアセンターふよう」といたしました。これまで、こころと身体に不調を感じながらも、精神科受診をためらっていたひとりでも多くの方のお悩みが解消されること、それが一精神科医としての私の願いです。

さて、当法人の歴史は、私の高祖父が明治13年(1880年)、津軽半島の現今別町に村上医院(三良堂)を開設したことで始まり、その際の理念が「人々の命を守り、地域の役に立ちたい」というものであったと聞いています。私の曽祖父が青森市青柳へ村上医院を移設したのが明治32年(1899年)、火傷に塗布する軟膏が有名で、遠くから来られる方も多くいらしたそうです。昭和39年(1964年)、現在の「医療法人芙蓉会」を設立したのは私の祖父で、患者様をお守りしたい一心で病院に泊まり込んで生活し、自宅へは帰りませんでした。このように、芙蓉会の先人たちは、地域の役に立ちたいという思いで地域医療に取り組みました。私たちはこの先人の「思い」を芙蓉会の伝統とし、現在も受け継いでいます。

昨年、法人設立60周年を機に新たに法人理念を定めました。

いつも素直に
感謝のこころで
一人ひとりに寄り添います。

私たち医療法人芙蓉会は、地域の皆さまの「声」に真摯に耳を傾け、感謝の心で接します。そして、これからもそのご要望にお応えするため、お一人おひとりに寄り添ってまいります。

医療法人芙蓉会 理事長 村上拓也