芙蓉会病院

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となりのアート 第2回 小さいころから絵を描くのが好き

当院の入り口近くに展示している絵をご覧になりましたでしょうか。タイトルは「いのち」。カラフルで、近くで見ると細かな模様が書き込まれていて、見ていると引き込まれるような絵です。その絵を描いた作者は、工藤修子さん。当院に通院されています。

工藤修子さん(以下、修子さん)に、主治医の工藤医師(以下、工藤)が絵画「いのち」のことや、絵を描き始めた小さいころのことなどを聞きました。

この連載は全3回でお送りします。今回は第2回/全3回です。

 

第2回 小さいころから絵を描くのが好き

修子さん
絵を描き始めたのは幼少期のころからで、小さいころから絵を描くのが好きで。

工藤
何を描くのが好きでした?

修子さん
最初は鉛筆画とかそういう感じで。

工藤
対象とするものは?人物がとか?よく幼稚園とか保育園とかだと課題を与えられて描くケースが多いと思うんですけど。

修子さん
幼少期には課題は与えられていなくて、自由に描くのを小さいころからやっていて。それを親にほめてもらったりとか、先生にほめてもらったりとか、たぶんそれがうれしくて、好きでした。

工藤
どんな絵を誉められたとか思い出、記憶にあります?例えば、家族の絵を描いたとか、何か海の絵を描いたとか、猫の絵を描いたらとか記憶にありますか?

修子さん
よく思い出せないんですけど、自由に描いた絵を誉められた記憶はある気がします。

工藤
その頃は、時間があって、時間があれば描くという感じでしたかね?

修子さん
そうですね。3歳くらいの時には、特にその、おままごとの延長とかで。・・・(沈黙)その日の遊びの延長とかで絵を描いてました。

工藤
あとはクラブに入ったりとか、部活でその作品を描くことを続けたのか。それとも、ずっと振り返れば小さいころから絵を描き続けていたのか、ブランクがあったとか。絵に対しての自分の向き合い方というのは、これまでの中でどうですか。

修子さん
絵に関するクラブとか部活とかには入った記憶はなくて、逆に運動部とかやってたんですけども、だけども絵を描くことは日常的に続けてましたね。

工藤
家で?

修子さん
そうです、そうです。自宅で続けてました。

(つづく)

次回は「第3回 頭の中の抽象的なイメージを描く」です。

2024.5.1

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